採用支援の現場から 〜連載コラム〜

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アドバの採用コンサルタントが、お客様と接するなかで課題解決のために
お話させていただいる内容や使った知識、採用支援のプロの目線での
ざっくばらんな感想などをご紹介しています。

自社の課題解決のヒントとして…
アドバの採用支援のスタイルの参考として…
気楽な息抜きタイムのおともに…

どうぞご覧下さい。内容についてもっと知りたい方は、お気軽にお問い合わせください。

コラムNo.01■ 12期採用計画にあたり

こんにちは。小椋です。
この時期になると、各社新卒採用の振り返りや来期に向けた採用計画を
そろそろ立てられる頃かと思います。そこで今回は、11期採用の傾向からみられる
各社の取り組み状況を、お伝えできればと思います。


■大手志向が強まる中、中小企業では辞退者増加
今期は大手企業の採用数も4月の調査では26.1%増加し、
中小企業では早期に内定を出した優秀層を大手に採られることが多く見られました。


■学生のエントリーと説明会参加について
先期より続く不況の流れもあり、学生は10月より多くの企業へエントリー、
各社200〜400%の昨年同月比のエントリーがみられました。
一方説明会実施数は、各社約50%ダウンの中、学生は早期にエントリーを実施。


■企業側で多く見られた現象
ターゲット以外の学生も多く参加し、上手く採用に結びつかない結果を起こしました。

■上記をうけて、現在各社が取り組んでいること
各社の取り組みでは、

   @社員のヤリガイ感    A内定者    B辞退者

各分析から来期の採用に向けたコンセプトを、よりメッセージを研ぎ澄ませ、
学生との結びつきを強化する、戦略計画に入っています。
数を集め、質を高めることで採用が成功していた企業も、
来期に向けては大きなパラダイムの転換が必要になることが考えられるかと思います。

コラムNo.02■ 理系学生採用〜9月から10月上旬の「認知」重要です!〜

こんにちは。池田です。
今回は私がコラムを担当させていただきます。

本日はよくご相談を頂く『理系学生採用』についてのコラムです。具体的には、理系学生の活動状況と、それに合わせた効果的な情報提供についてお伝えいたします。

9月までの夏季から、特に情報提供が重要となる4月下旬までを3つの時期にわけ、学生側と企業側のそれぞれについて述べていきます。

■9月まで(夏季休暇)

<学生の状況や活動>

自己分析、業界・企業・職種研究、OB・OG訪問など、就職について調べ、考える時期。
院生は研究概要の提出時期。学内では就職ガイダンスがスタート。

<企業側に求められる動き>

企業側の戦略としては、早期に認知させることが大前提。学生はもともと自分が知っている企業や、何らかの就職メディアで知っている中で、就職活動志望順位をつけていきます。そこで企業の動きとしては、自社の魅力や立ち位置をコンパクトなワードで訴求するとともに、学内セミナーなど学生と直接接触する場をつくり、採用ツールなどを活用しながら、「○○業界の優良企業」「なんか良さそうな、気になる企業」だと印象づけることが大事です。


■10月中旬〜1月上旬(12月中旬〜1月中旬まで冬期休暇)

<学生の状況や活動>

実習にかかるウェイトが増える時期(レポート提出など)。
院生は学会発表準備と研究概要提出の時期。

学内就職ガイダンス、就職関連イベント、業界セミナー、
企業へのエントリー活動、インターンシップへの参加。

<企業側に求められる動き>

学生の志望企業に入ることを目的として、自社の魅力の伝達と惹きつけの強化を行います。
求人広告やホームページにおいて、自社の優位性と魅力を伝えられるコンテンツを提供し、学生を惹きつけます。また、働く上でのメリットや、仕事のやりがいなどを訴求していくことにも力を入れます。


■1月中旬〜4月中旬(2月〜4月中旬まで春期休暇)

<学生の状況や活動>

後期試験(1月中旬〜2月下旬)
研究室の決定(2月中旬〜3月下旬)
院生は学会の集中期間(3月中)

就職関連イベント、企業へのエントリー活動、
会社説明会、推薦求人票公開、推薦決定、面接のスタート。

<企業側に求められる動き>

志望企業の上位に入ることを目的に置きます。
この時期は特に、学生の“(その職場で)自分が働いている具体的なイメージ”を強化することが重要になります。具体的な手段としては、「学部学科での勉強が、働き出してから職場や社会へどのように活かされているのかを自分と同じ学部学科の先輩を通じて聞かせる」または、「グループワークなど通じて自分が近い将来関わる仕事を体感させる」などが考えられます。

学生はこれらのプロセスを通じて「自分が入社したらどのように働き、どのように成長していくことになるのか」について、より現実的・具体的なイメージとして持てるようになり、それが「この会社で働きたい」という意志の醸成につながっていきます。

タイミングとしては会社説明会や、説明会時に配布するツールでの実施が適しています。
その後の選考や選考官を通じて、不安要素の払拭と意思決定への後押しを行うことで、より効果が見込まれます。


■まとめ

理系学生にとって、実習や研究といった学業と就職活動を平行して行うのはパワーがかかります。企業はこうした学生の活動の流れを把握し、その動きやタイミングに合わせて適切な情報提供と採用活動を行うことが重要です。

特に、10月上旬までの情報提供期(学生に「認知」してもらう時期)を逃すと、上位どころか志望枠内にすら入れないことがあります。自社の認知活動を忘れず行ってください。また、その際には「何の情報を」「どのように伝えるか」を十分に吟味し、適切なプレゼンテーションを行うことが、集まる学生の質を左右します。伝える内容、伝え方にも工夫をこらしましょう。
 

※各種資料をご用意しております。必要な際はお声掛けください。