採用力を構成する3つの要素の中で、最も手を打ちやすい “ 採用活動力 ” 。
最初にご案内した “ 採用活動への投下資源 ” に続いてのご案内は、
“ 採用広報力 ” についてです。
想えば、今ほど “ 採用広報力 ” に大きく差がつく時代は、かつてなかったと言えるでしょう。
求人媒体は本当に多種多様になり、そのチャネルも急激に増えてきました。
私が新人の頃は、アルバイト採用の求人媒体といえば、
いくつかの有料求人情報誌が主流でした。
アルバイトを探すユーザーは、書店やコンビニで情報誌を買っていました。
しかし、有料求人情報誌に変わって、無料で手に入るフリーペーパーが台頭し、
企画型の折込求人紙も媒体力をつけ、インターネット求人サイト、モバイル求人サイト、
ついには入社祝い金支給などユーザーのキャリアを応援するサイトや、
採用して初めて費用が発生する求人サイトまで現れて、
今や、あらゆる選択肢が増え続けている時代です。
伝達方法も、コピーやイラスト、写真だけではなく、
今や動画で訴求する求人サイトもあります。
時代は変わり、映像や音楽、働く人たちの声までもが
伝達チャネルとして加わってきています。
こんなに多種多様な求人媒体、たくさんの伝達チャネルに恵まれる中で、
どの媒体を選択し、いつ、どのように求人活動を行っていくのか…。
こういう時代だからこそ、各企業、各組織で
採用に関わる方の腕の見せどころなのです。
採用広報力については私の真骨頂でもあり、お伝えしたいことが
山ほどありますが、広告表現の工夫による成功事例は
ヒトナビのこちらのページを参照いただくとして、
本コラムでは、もう少し別の視点で、幾つかに絞ってご案内したいと思います。
まず一つ目は、“ 採用広報力 ” の視点を通した、
『応募者を増やす人事担当者』 と 『応募者を減らす人事担当者』 についてです。
業界によっては、『人を集めやすい店長』 と 『人を集めにくい店長』 と言っても良いでしょう。
下記は、先日行った 『店長のための採用力UP!!セミナー』 で使用した資料の抜粋です。
まずは、こちらのQ&Aを、軽い気持ちでチェックしてみてください。
いかがでしょう?
チェックリストは、全て3点だと120点満点。
100点以上でしたら、店長様としては100点。
合格点は85点で設計してあります。
この内容が、どうして 『人を集めやすい店長』 と『人を集めらにくい店長』 に繋がるのか。
次回は、この種あかしの後、 “ 採用広報力 ” の全体像をご案内していきます。2012.02.09