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進化・発展する採用活動。

前回ご紹介したように、
“ 採用活動に『KPI指標』を定め、『G-PDCAサイクル』を取り入れること ”
で、それは具体的に見える形で進むようになります。

では、『 停滞している採用活動 』 とは、どんな状態なのでしょう。
進化・発展している採用活動とは、逆にある状態…

自社、自店舗の採用活動を進化・発展させるためには、
その状態を理解し、時折、自社・自店舗とすり合わせることも有効です。

というわけで、今回はまず最初に、
“ 『 停滞している採用活動 』で起こりがちな3つの状況 ”を、
敢えて解りやすく “ 症状 ” に例えて、ご紹介しておきます。

改善したい3症状_コラム43

如何でしょうか。

例えば、あるお店で新たに2名採用したいと、
A媒体とB媒体、それぞれ10万円ずつの予算で広告を掲載したとします。

A媒体は、20名の応募者がありました。
対してB媒体は、5名しか応募がありませんでした。

この時、次回からはA媒体で…と判断してしまうのが、
上記症状の1つめ、応募数にばかり視界がある状態です。

面接者数を見ていくと、A媒体は10名。B媒体は5名の面接ができました。
B媒体は、応募者全員がしっかり面接できたのに対し、
A媒体の応募者は、面接辞退や土壇場でのキャンセルが10名もあったのです。

ここでA媒体、ちょっと雲行きが怪しくなってきますが、それでも面接者数は2倍。
まだ、次回からA媒体で…と判断するでしょうか?

では肝心の採用は…と振り返ると、採用した2名は、
A媒体、B媒体、それぞれ1名づつでした。

ただし、B媒体の応募者は、みんな礼儀正しく時間に正確だったのに対して、
A媒体の応募者の中には、数分ですが、面接に遅れてきた方もいました…。


KPIデータ記入表_コラム43

例えば、この場合です。
次の募集で、予算が半分しか取れない・・・という状況としましょう。

みなさんなら、どうするでしょうか?

様々な考え方があると思いますが、セミナー等で同じ題材を扱うと
会場のご意見は大きく3つに分かれます。

 ①やはり、応募数や面接数は多い方が良いので、A媒体に掲載する。
 ②応募者数は少ないが、全て面接につながるのでB媒体に掲載する。
 ③しかたがないので、スペースを半分にして、両方掲載する。

①のご意見では、
「応募時の応対などを工夫し、面接辞退や遅刻などの予防を踏まえて」

また、②のご意見では、「面接辞退者によるスケジュールロスは、忙しい自分にとって大きな負担になる」

③のご意見は、「まだこれだけの材料では解らないので、もう一度それぞれの媒体の様子を見たい」

と、それぞれ、添えられる方がいらっしゃいました。

ここで、みなさんの強い味方になってくれるのが『KPI指標』です。
ちょっと具体的に整理してみましょう。

・応募コスト
 A媒体…10万円/20名=5千円
 B媒体…10万円/5名=2万円

・面接コスト
 A媒体…10万円/10名=1万円
 B媒体…10万円/5名=2万円

・採用コスト
 A媒体…10万円/1名=10万円
 B媒体…10万円/1名=10万円

更に続けましょう。

・面接率
 A媒体…10名/20名=50%
 B媒体…5名/5名=100%

・対応募採用率
 A媒体…1名/20名=5%
 B媒体…1名/5名=20%

・対面接採用率
 A媒体…1名/10名=10%
 B媒体…1名/5名=20%

如何でしょう。
ここまで整理すると、A媒体、B媒体、それぞれの強み、弱みが明確になってきます。

更に見ていくと、3ヵ月後、定着していたのは1名だけだったとしましょう。
確認するとB媒体からの採用者でした。

・定着コスト
 A媒体…10万円/0名=∞
 B媒体…10万円/1名=10万円

・対採用定着率
 A媒体…0名/1名=0%
 B媒体…1名/1名=100%


KPIデータ記入表コスト入_コラム43

こうなると、だんだんご意見が集約されてきます。
そして、こういったデータを数回分蓄積していくことで、
次の募集・採用活動に、より客観的で明確な判断を下すことができるわけです。

今回は、解りやすく「2つの媒体」という要素だけで一例を挙げましたが、
例えば同じ媒体の「特集ページ」と「地域ページ」、「〇〇版」と「△△版」など、
様々なケースもございます。

それらをしっかりデータ化し、ひとつひとつ蓄積してゆく。

KPIデータ分析グラフ_コラム43

それまで勘や感覚で行っていたり、予測しにくかった募集・採用活動が、
より論理的に計画化しやすいものとして、強い味方になってくれます。 2012.06.04

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