さて、『OJT』と『Off-JT』、これからご案内する『G-PDCA』を活用する上で、
非常に大切なところ…ということで、ちょっと寄り道をしました。
今回から、また本題に戻っていきます。
前々回迄ご紹介してきた『OJT』と『Off-JT』を連動させ、
計画的、継続的に『育成プログラム』として進めてゆく時、もう一方で、
それらをより効果的にするノウハウが『G-PDCA』です。
『G-PDCA』は、『Plan(計画)』→『Do(実行)』→『Check(評価)』→ 『Action(改善)』 の業務推進や成長促進の一連のサイクルの最初に、
『Goal(目標)』を加えたものです。
仕事をより効果的に進めるノウハウ、人材を効果的に育成する
ノウハウの中で、最も基本となるサイクルとして、いろいろな場面で活用されています。
この『G-PDCA』と、『OJT』、『Off-JT』の関係は以下のようになっています。

ここでお気づきかと存じますが、『G-PDCA』と『OJT』には密接な関係があります。
『OJT』を効果的に推進するためには、『G-PDCA』サイクルを回していくことが、
とても有効なのです。このサイクルの中で、メンバーたちは新しい『目標』に向かい、
達成への『計画』を立て、『実行』しながら『具体的経験』を重ねていきます。
その中で、内省をしたり、教訓を得たり、マイセオリーを熟成したりしながら
『学び』を重ね、より広く深い視野をもち、『新しい対応』、『より高度な行動』が
できるようになって『成長』していくのです。
『G-PDCA』をしっかり回し続けている組織には、
そこかしこで『成長スパイラル』が渦巻いています。
昨日より今日。先月より今月。
『G-PDCA』を回し続けることで、『成長スパイラル』を創りだすことが
『OJT』、『Off-JT』の効果的な推進に繋がっていきます。 2010.9.24